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1.大気汚染
自動車から排出される窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)による大気汚染は依然として深刻であり、特にディーゼル車から排出される粒子状物質(PM)については、呼吸器疾患や発がん性のおそれがあることから、健康への影響が懸念されています。そのため、大気汚染対策の目標として二酸化窒素(NO2)や浮遊粒子状物質(SPM)に関して環境基準が定められ、環境基準・以下の濃度にすることが求められています。
2.地球温暖化
産業革命以降、世界のエネルギー消費および、温暖化の原因であるCO2排出量は増加しつづけており、気候変動と、それによる人類の生活環境や生態系への深刻な影響が懸念されています。
世界のエネルギー起源CO2排出の20%は、運輸部門が占めており、自動車産業にとってCO2削減は非常に大きな課題です。

現在、燃費の良いハイブリッドカー、ディーゼル車等が増えています。しかし、ディーゼル車は燃費効率が良く、排出二酸化炭素量も少ない反面、排気ガスが汚れている欠点があります。平地の多いヨーロッパではあまり問題になることはありませんが、人口密集地の東京都では大きな問題になっています。
3.ゼロエミッション
「エミッション(=emission)」とは、「放出」という意味です。
環境問題が深刻になってくると、自動車や工場などから排出される廃棄物や汚染物質のことを示す言葉として用いられるようになりました。
「ゼロエミッション」は、それら排出物が「ゼロ」、地球環境に与えるダメージがゼロという意味になります。
※実際には、ゼロエミッションというのは概念的なもので、物理的に完全に達成することは不可能だと考えられています。

「低公害車」と呼ばれるものには、メタノール車、天然ガス車、ハイブリッドカー、LPG車、クリーンディーゼル車などがありますが、現時点で現実的なゼロエミッション=「無公害車」といえるのは電気自動車のみです。


自動車業界でゼロエミッションという言葉が使われたのは、全米でもっとも環境規制が厳しいといわれるカリフォルニア州において、1990年に施行された、「ZEV(zero-emissionvehicle=無公害車)法」です。
ZEV法は、自動車メーカーがカリフォルニア州で販売する車両のうち、一定の比率(1998年に2%、2003年に10%)をZEVとしなければならないというものでした。
これを受けて、GMでは電気自動車「EV1」を市販化するなど、いちはやく現実的な動きを示しました。
しかし、規制があまりに厳しいことに悩まされた自動車メーカーや、電気自動車の普及により石油の消費が激減することを恐れた石油会社などの圧力により、ZEV法は骨抜きにされていきます。
ですが、プラグインハイブリッド車などULEV(ultralowemissionvehicle=超低公害車)の一定の台数を販売することを義務づけるなど、進歩的な面も見られます。
現在、ゼロエミッションの考え方は、単に排出を抑えるだけでなく、資源の有効活用やリサイクルを促進する意味でも使われるようになっています。
完全にゼロエミッション化を達成するには、まだまだ時間がかかりそうですが、他の各種機関と協力・連携し、効率的にゼロエミッション化を進めていくことが求められるでしょう。

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電気自動車

  • 電気自動車はガソリンの代わりにバッテリーに充電された電気を気使って走行する自動車です。
    電気自動車にはガソリンエンジンが搭載されていないので走行中の排気ガスがなく、ガソリン車と比較すると騒音や振動も少ない。それが電気自動車です。